序盤の劣勢を覆し鮮やかに逆転。チームの底上げを示す勝利【島崎英純】2021YBCルヴァンカップ・グループステージ第3節/横浜FC戦レビュー
序盤は劣勢も
リカルド・ロドリゲス監督は前節のセレッソ大阪戦から8人のメンバーを入れ替えた。2戦連続で先発したのはセンターバックの岩波拓也とボランチの伊藤敦樹のみ。中2日でのYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節の横浜FC戦に際して、ロドリゲス監督は明確なターンオーバーを敷いたことになる。
また、今回は先発選手個々のパーソナリティを鑑みてシステムを4-4-2に定めていた。そのユニット構成はGK、4バック、ダブルボランチ、両サイドハーフ、2トップというもの。ボール回収能力の高い伊藤敦と金子大毅が中盤中央、そしてポストワークと得点を求められる興梠慎三と杉本健勇がふたりで最前線に並び立つ陣形は自明の理とも思えるが、ダブルボランチと2トップの間に発生する中央スペースをどう補完するかは策が講じられていて、興梠と杉本が交互に降りたり、左サイドハーフの汰木康也がインサイドポジションを取るなどしてチームバランスを保とうとしていた。
(残り 4177文字/全文: 4669文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- ミスマッチでも強みは出せるはず。チーム力の差を示したい一戦【Match Preview】[2021Jリーグ第11節]浦和レッズvs大分トリニータ
- 前の記事 »
- 2021YBCルヴァンカップ・グループステージ第3節・横浜FC戦 福島竜弥「ファン、サポーターの後押しがあったからこそ、僕のアシストもあったと思う」
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ