【FUKUDA’S EYE2021】福田正博:『小泉、柴戸、ユンカー。チームにアダプトし、個性を発揮する選手たち』
修正力の高い指揮官
今の浦和レッズは前半のプレー内容が良くないことがある。ただ、そこで失点せずに粘り強く守ることで後半に修正を図れている。
Jリーグ第15節のヴィッセル神戸戦では小泉佳穂と柴戸海が前半に不在だったことで前線と後方を繋ぐ人材に乏しかった。その結果、ビルドアップの流れが停滞した。ただ、後半開始からそのふたりが出場し、しかも早い時間帯に得点できたことでゲームの流れを一変できた。
このように、今季の浦和はリカルド・ロドリゲス監督の施す采配や戦術、戦略の修正によってチーム状況を変えられるケースが多い。ロドリゲス監督は事前のスカウティングが入念で相手への対策も怠らないが、試合開始直後は相手に対応し過ぎてシステムや選手の立ち位置が適切にならないことがある。ただ、ゲーム中にその不備をしっかり見極めて改善する術には非常に長けていて、それが結果にも表れている。
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