2021Jリーグ第22節・大分トリニータ戦 片野坂知宏監督「戦い方もある程度分析し、想定内のなかで準備してきました」

片野坂知宏監督

今日ホームで浦和さん相手に久しぶりの勝ち点3を取れて、非常にうれしく思います。今日の浦和戦にたくさんの方が、こういった状況のなか足を運んでいただき、最後まで一緒に戦って応援してもらい、そのパワーをいただいて1ー0、ロースコアですが逃げ切れてうれしく思います。やはりホームで、ファン・サポーターと勝利を喜び合えるのは素晴らしいと感じました。今後もなるべく多く、負けたゲームがたくさんあるなかで、勝って喜べるように、しっかり準備して切らさずに戦っていけるようにしたい。

おそらく浦和さんも天皇杯含めた連戦のなかでベストメンバーというか、リーグ戦のメンバーでくるだろうなと、戦い方もある程度分析し、想定内のなかで準備してきました。ただ、非常に得点力の優れたユンカー選手、それを生かす2列目の小泉選手、汰木選手、田中選手は非常にスピードもあるし クオリティもあるし、決定力もある相手なので、1点では勝てないだろうなと思っていましたが、だだ我々は得点を数試合入れていなかったので、得点しないと勝ち点を取れないと思っていました。早い時間に取れたのはよかったし、できれば2点目を取って2−0で少し、自分たちも余裕を持ってプレーできれば良かったですが、ただ浦和さんの攻撃に対して、最後まで切らさず、集中力高く、守り切ってクリーンシートで終えたことはすごくよかったと思います。

守備でも浦和さんの攻撃に怖がらす、プレスでもチャレンジして、アグレッシブにボールを奪って攻撃というところでも、ボールに対してチャレンジしてくれたと思います。この姿勢を継続しながら、得点力を上げていかないと勝ち点3は取れないと思うので、一旦中断となりますが、なんとか得点取れる形、戦術のクオリティ、スピードを上げられるよう準備して、ガンバ戦が27日にアウェーでありますけど、残留争いしているチーム同士ですし、ガンバさんは連戦になりますが、アウェーでも勝ち点3を取って、また積み上げていきたい。

Q 前半はチャンスを作って、2、3点のチャンスがあったが、後半戦への見通しは?

よかったところはディフェンスが怖がらすに、コンパクトに戦えたことと、守備で前線からチェイシングして制限したり、奪ってくれたりしたこと。高い位置でボールを奪えれば、ゴールにも近くなりますし、浦和さんは立ち位置を攻撃的にしてくる傾向だったので、早い攻撃は有効かなという狙いのなかで、選手もゴールに向かう姿勢、得点を取る姿勢を示してくれました。そこは大事なポイントでもあって、ただボールを保持して、動かして崩すだけじゃなくて、取った瞬間、特に切り替えは今後のサッカーにおいても非常に大事になってくると思います。いろんな得点の取り方があると思いますが、取り方をつきつめて、選手と合わせてやっていきたい。

Q 呉屋選手が加わるが、期待は?

呉屋もみなさんご承知のとおり、前線からハードワークできますし、チェイシングできるし、ゴール前の決定力、得点力は期待しています。登録できて、ガンバ戦から出られると思うが、入って、チームメートとトレーニングしてやっているので、戦力として十分、力発揮して欲しいし、回りも呉屋の良さを引き出す形で、いろんなタイプがあると思いますが、得点を取るための準備をしていきたい。

Q 前半と後半で違った守備を見せたが、前からアグレッシブに奪って得点を奪い、後半は相手が立ち位置を修正して、相手のペースになったところで、飲水タイムで3ボランチに変えたと思うが、狙いは?

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