【コラム】【島崎英純】熾烈さを増す後半戦のレギュラー争い。ポジションを勝ち取るのは誰だ?

©Takehiko Noguchi

頼もしい陣容が揃った

 新たな戦力が加わった2021シーズン後半戦の浦和レッズの陣容を改めて整理してみる。

 今夏に加入が決まったのはDFアレクサンダー・ショルツ、DF酒井宏樹、MF江坂任の3人。いずれも豊富な経験があり、即戦力と目される実力者たちである。

 これまでの浦和は既存の主力選手たちをサポートするバックアップ的存在の選手たちを獲得する傾向があったが、2021シーズンの今季はシーズン当初からMF小泉佳穂、MF明本孝浩、MF伊藤敦樹、MF田中達也、MF伊藤敦樹、DF西大伍といった新加入選手がポジションを勝ち取り、2種登録から正式にプロ契約を結んだGK鈴木彩艷が先発GKに抜擢されるなど、新たなる選手の台頭が目立つ。そんな中、今夏はベルギー・ジュピラーリーグやUEFAチャンピオンズリーグへの出場実績がありデンマーク代表に進出された経歴を持つショルツ、日本代表歴があるプレーメーカーの江坂、そして代表不動の右サイドバックにして東京五輪のオーバーエイジ選手でもある酒井という純然たる一線級を獲得しており、明らかに近年の強化策とは異なる姿勢を見せている。

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