2021Jリーグ第23節・札幌戦 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督「相手にほぼサッカーさせないくらいの圧力をかけられた」

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督

このゲームは、前回ガンバに敗れて、プレッシャーのかかるゲームでした。ただ、試合は選手たち、非常に立ち上がりから最後まで素晴らしいサッカーを見せてくれました。非常に高いテンポで、非常にハードでアグレッシブなゲームを見せたと思います。90分を通して、自分たちの狙いを出してくれたと思いますし、しっかりと主導権を握って、自分たちのやりたいサッカー、戦いをしっかり見せられました。浦和は質の高い選手をそろえ、質の高いパスサッカーをするチームです。それに対し、我々は前からプレッシャーにいき、相手にほぼサッカーさせないくらいの圧力をかけられたと思います。そういう戦いを見せてくれた選手たち、よく走り、よく戦い、狙いを見せてくれたと思います。札幌が勝利に値するゲームだったと思います。そして今日、スタジアムに足を運んでくれたサポーターのみなさん、彼らの後押しが選手の力になったと思います。この世の中の状況で応援してくれたことに感謝したい。今日のゲームを毎試合、繰り返すことができたら、もっともっと上の順位にいけると思います。札幌にとって素晴らしい時代が訪れると思います。今日のようなゲームをして勝利した選手、応援してくれたサポーターに感謝したい。

Q ガンバ戦から練習でどういうところを修正したのか?

ガンバ戦は負けはしましたが、立ち上がり20分まで我々が複数得点してもおかしくないチャンスがあったと思います。それを決めきること、先制できるかできないか、それが勝つか負けるか、試合の流れ、勝敗に関わってくると思います。あの試合で1、2点、先に取っていれば、連戦で疲れたガンバの選手の心は折れたと思います。そういうなかで安い失点を先にしたことで、試合を難しくしたと思います。今週の練習では、選手にはああいった失点、安い失点はしない、球際で負けない、チャレンジとカバーをやる、やってきたことを見直して浦和に向けて戦っていこうという話をしました。今日のゲーム、チャンスを決めるのはまだまだ決めないといけない場面もありましたけど、先に取れて、追加点を取れたことで、自分たちの強さ、良さを発揮してくれたゲームになったと思います。浦和は後ろからつなぐパスサッカーの洗練されたチームですが、その相手に対して圧をかけ続け、相手にサッカーをさせないことができたと思います。我々のプレッシングに対して、ボールをつなげず、外に出るボールが多々あったと思います。それくらい我々の前の圧力は強かったと思います。

Q 川崎、名古屋と対戦する8月となるが、次への意気込み?

とにかく今日のゲームを続けること。自分たちのアグレッシブな戦いを8月も続けていくこと、相手がどこでも自分たちのサッカーは変えることなく、攻撃的でアグレッシブなサッカーを見せたい。

Q 五輪世代で選ばれなかった選手たちが躍動していたが?

本音を言っていいですか? 

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