2021Jリーグ第25節・徳島ヴォルティス戦 リカルド・ロドリゲス監督「徳島の左サイドでうまくはがされてしまっている印象を受けました」

リカルド・ロドリゲス監督
この試合で一番ポジティブだったのは、結果だったと思います。前半に関して言うと、内容は徳島の方が攻撃も守備も両方良かったと思います。我々はそういうところがうまくいかず、ただ途中から修正して、特に後半、江坂を入れながらいろいろと攻撃や守備を修正しましたが、それがうまくピッチの中で効いたのかなと思います。

その中でゴールを奪うことができて、その時間帯は少し良かったのですが、その後はまた徳島にボールを持たれる時間が続いてしまいました。徳島にもいくつか点が入ってもおかしくない展開を作られていましたが、その中で我々はカウンターで決められるかというところにたどり着くくらいのところまでしかいかなくて、最後の方は少し守りに入った形になりました。

ただ、選手たちはこの試合でよく戦って、90分やってくれたと思います。中2日で、この前に天皇杯を戦った後の疲れだったり、違和感を持ちながらなんとかギリギリやりきってくれた選手もいました。そして新加入選手がまだお互いの特長が分からないまま、やりながらお互いを知っていくような形にはなりましたけど、そういったところが合わさって、結果、勝てたということが何よりも大きかったと思います。後はプレーのところをこれからさらに改善していきながら、勝ち点を積み重ねていければと思います。Q 前半、前線からのプレスに後ろが続けないような状態が目立ち、徳島に主導権を握られてしまったように見えたが原因は?
今回の試合でどこがと言われれば、我々の右サイド、徳島の左サイドでうまくはがされてしまっている印象を受けました。徳島のボランチの選手、3センターバックの選手の持ち出しとか、少し自由に持たれてしまったと思います。そこの守備に関しては前半の途中、そしてハーフタイムで修正をして、だいぶ変わったのかなと思います。

Q 昨日の会見で、どちらかがボールを握る勝負になると話していたが、今日はボールを握るという点では後手に回った印象がある。天候で仕方ないと割り切っていたのか、もう少し握りたかったのか?
前半は徳島に簡単に後ろからつながれていたところがありました。我々としては、まず攻撃のところで自分たちが使いたかったスペースをうまく利用できなかったところと、それから右サイドでのディフェンスのところ、少し高い位置から行きたかったのですが、そこがうまくハマらなかったところから相手に崩されていた場面もあったので、後半のところでそれを修正しました。

もちろん、我々としてはボールを持てるようにしたかったのですが、そういったところからボールを相手に握られる時間が長くなってしまったのかなと。江坂の投入と、それからいくつかのチームとしての修正で、前半よりはいい形で持てる時間が多少増えたのかなと思います。

Q 今日の勝利の要因を挙げるとすると、フォーメーションの変更を含めた、後半に向かう上での修正だと感じたが?

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