2021YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・川崎フロンターレ戦 リカルド・ロドリゲス監督「こういうゲームではやはり、実力だけではなく運の部分も必要になってくる」

リカルド・ロドリゲス監督
前半はすごくいい入りができたと思っています。全体的に見ても良かったですし、チャンスも最初から作れていて、江坂のシュートも決めることができました。追加点を取って2-0の展開にできていたら、より有利な状況で運べたのですが、徐々に川崎にボールを握られるシーンが前半の最後の方に出てきてしまったと思います。

後半に関しては入りは悪くなかったのですが、だんだん相手に押し込まれるような展開になりました。その中で逆転されましたが、チームはそこで諦めずにしっかりと立ち上がって戦って、まず1点取り、そして最後の最後で点を取ったというところで素晴らしい試合をしてくれたと思います。

今回、川崎相手に2試合で180分間の戦いでしっかりと勝ったことは次に向けてすごく大きなことだと思います。最後の最後でゴールを決めた槙野ですけど、ああやって点を取ってくれて次のステージに進めたということもありますし、今までの積み重ねと、こうした相手に対してしっかりと戦って勝てたことは今後大きくつながってくると思います。

Q ユンカー選手をベンチスタートにして、江坂選手、小泉選手などボールを持てる選手を起用したが、ある程度自分たちがコントロールして勝負どころでユンカー選手を入れるプランだったのか?
いろんな状況があると想定していました。第1戦は浦和駒場での試合のパフォーマンスがすごく良かったので、そのままのメンバーで戦っていこうとまず決断しました。第1戦はすごく良かったですし、今日の2戦目もそういった形でやっていきたいというのはあったので、まずはそういう起用をしていきました。

ユンカーはみなさんが知っての通り、ゴールを取る能力がとても優れている選手です。彼はそういった部分の特長がありますけど、他の選手でまた違った特長があり、状況によって誰を入れるかはこの180分の戦いの中で見ながら判断しないといけなかったので、今回はそういう起用にしました。彼は途中から入って、期待にしっかり応えてくれたと思います。

Q 飲水タイムまでは非常に出足が良く、前線からプレスをかけて川崎にボールを回させなかったが、それ以降はブロックを下げる格好になった。あれは先制点を取ったから想定通りに下がったのか、自然に下がってしまったのか?

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