2021YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・川崎フロンターレ戦 鬼木達監督「相手の狙いのところを、逆に狙いたかったのですが」

鬼木達監督
久しぶりのホームということで、選手も自分も気持ちが入っていましたが、そういう思いがあったからこそ、今日はどうしても勝って、次のステージに進みたかったと強く思っています。結果として、リードしていただけに残念な思いが非常に強いですし、ただ負けてはいないですけど次に進めなかったということを、しっかりと自分たちの力に変えていく必要があると思っています。これはJリーグだったり、ACLだったり、天皇杯も含めて、いろいろなものに反映させていかなくてはいけないと、改めて思わされるゲームでした。

選手は連戦の最後で、力を振り絞ってやろうということで本当に頑張ってくれたと思います。もっと最後のところで、成長という意味ではしっかりとマネジメントしながらできればよかったなと。それは自分の仕事でもありますし、また選手と一緒にそこを積み上げていきたいと思っています。

Q 2点目のリードを奪ってからの試合運びについてチームとしてどのような意思統一を図ろうとしていたか?  改善させるべき点があるとすれば?
決して流れを変えることなくというか、簡単に引くのではなく前からしっかりとプレッシャーをかけながら、相手にできるだけ簡単にボールを蹴らせないだとか。パワープレーも想定されましたし、いろいろなところでしっかりとプレッシャーをかけることをみんなでやり続けた。ただ、実際、それをやりながらもう少しボールをしっかりと握って時間を使いたかったです。1点差であればまた別の選択になったと思いますけど、そこら辺のところをもっと上手にというか、当然ミスの絡みもあったはあったと思いますけど、それでもアドバンテージをしっかりと生かさなければいけなかったと思っています。

Q チームとして隙が見えた部分はあった、それとも事故的な失点だったのか?
選手の表情を見ているも、2点差がついた後もそこははっきりやろうという話をして、選手はやってくれていたと思います。その意味では、監督としては事故で済ませてはいけないと思っていますけど、その辺はしっかりと検証しなくてはいけないと思います。

Q 次戦のACLは一発勝負で、敗戦のショックを引きずらないことが大事だと思うが、次に向けては?
頭の切り替えと、あとは体のところ。数多くのケガ人を抱えていますし、今日も自分のポジションではないところをやる選手がいました。それでも自分たちらしい戦いを見せてくれたところもありますし、得点シーンなど。そういうものを少しずつ積み上げながら、いろいろな選手が成長できるような形で進んでいきたいと思います。

Q 前半立ち上がり、難しい時間もあった中でシステム変更を含めて流れを取り返したところがあったと思うが、どんな狙いを持って戦っていたのか?

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