強く激しい紅白戦の後に課せられた厳しいフィジカルメニュー 2022沖縄キャンプ・11日目/トレーニングレポート『活気づく集合体』【島崎英純の眼】

©Uraken plus
内容の濃い一部練習
この日の午前練習はキャンセルされた。つかの間の休息を得た選手たちは、来たるべき午後練習に向けて体調を整えたが、彼らを待っていたのはそれに見合う集中力とスキル、そしてハイフィジカルを求められるトレーニングメニューだった。
午後練習は予定開始時刻よりも3分早い15時27分に集合の合図が掛かった。スタートはこれまで通り、石栗健フィジカルコーチの号令のもとで静かなウォーミングアップが続いた。選手が身体を動かすエリアの外に、6つのミニゴールが置かれたゾーンが設営されている。おそらくここで細密なルールが設けられたミニゲームが始まる。柔軟体操を繰り返す選手たちの表情が引き締まっている。
それぞれにビブスが手渡されて、40メートル×30メートルほどのエリア内で6対6+フリーマン1のミニゲームが始まる。明確なルールの詳細は不明だが、ゴールラインそれぞれに3つのミニゴールが設置され、その内の真ん中のゴール前にそれぞれGKが立っている。パス本数は常時カウントされ、おそらく決められた本数のパスが通った時点で3つのいずれかのゴールを目指す。小幡直嗣コーチ兼通訳の声が響き渡る。
「ゴールじゃなく、パスコースだと思って!」
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