京都戦で浦和デビュー!【浦研プラス単独インタビュー】安居海渡−『冒険への船出』

©Takehiko Noguchi

新たなる挑戦

 浦和レッズの一員としてチームに加わった直後の安居は、沖縄金武町で実施された今季のトレーニングキャンプで何処か所在無げに佇んでいた。

「初めての場で自分から話しかけるのは正直苦手なんです。でも、その殻を破っていかなきゃならないと思ってもいたので、積極的に皆に話しかけようとしました。最初は緊張したんですけども……(笑)。でも、かなり馴染んできたとは思います」

 今の浦和には安居が在学した流経大の出身者が多い。同期の宮本優太、1年先輩の伊藤敦樹、そして7歳年上の江坂任も同大学からプロ入りを果たしている。

「同期の宮本優太はいつも笑顔を浮かべていて、性格もその印象通りの人物ですよ。いつも明るくて、彼がネガティブになっているのを見たことがない、また、何かがあれば他の身近な先輩にいろいろなことを聞けるので心強いです。任くんとも頻繁にコミュニケーションを取っていますよ。キャンプ中は一緒にゲームをしたりして関係を築いていました」

 リカルド・ロドリゲス監督体制2シーズン目の浦和は『3年計画』の最終年と位置付ける今季、リーグ優勝という目標を掲げた。新卒の安居もそのチームの一員として職務を果たす責任を負っている。そんな彼は、リカルド監督のサッカースタイルにどんな印象を抱いているのだろうか?

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