手負いの王者に牙を剥き、堂々と3連勝を達成!【島崎英純】2022Jリーグ第23節・川崎フロンターレ戦レビュー

©Takehiko Noguchi

川崎の苦境

今週に入ってからトップチーム関係者9人が新型コロナウイルス感染症陽性判定を受けた川崎フロンターレは、前日に鬼木達監督が語っていたようにスクランブル態勢で浦和レッズとのリーグ戦に臨んだ。

川崎のベンチ入りメンバーは16人に留まり、控え選手5人のうち3人がGKで、フィールドプレーヤーはユーティリティの山村和也、アタッカーの宮城天の僅か2人だけだった。幸いだったのは先発布陣が通常時から大きく様変わりしなかった点か。GKは正守護神のチョン・ソンリョンで、センターバックはリーグ戦約8か月ぶりの復帰となったジェジエウと日本代表の谷口彰悟が組んだ。懸念材料は両サイドバックで、右は今ポジションの経験がある橘田健人、そして左サイドバックには瀬古樹が入る形で、本職ではない彼らのサイドエリアでのプレースキームが鍵になった。そしてアンカーは大島僚太の負傷離脱と橘田のポジションコンバートによってジョアン・シミッチが務め、インサイドハーフに脇坂泰斗と遠野大弥。自慢の3トップはレアンドロ・ダミアンを頂点に、右に家長昭博、左にマルシーニョという鉄板トリオだったが、今週のトレーニング内容も含めて、川崎のメンバーがどれだけコンディションを保てているかが注目された。

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