旅猫by浦研プラス&欧研プラス

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ヨーロッパ移住への道!④ 『ドイツの言語環境』

 ドイツの公用語はもちろんドイツ語です。日本人の方も『Danke schön! (ダンケシェーン/ありがとう)』や『Guten Tag!(グーテンターク/こんにちは)』などの挨拶は知っていますよね。またドイツの方々は英語が堪能な方も多く、都市部の街中、飲食店などでは英語で会話ができる割合いが高いです。あくまでも僕自身の感覚なのですが、英語圏ではない国の中では最も英語が通じる国がドイツなのではないでしょうか。
 ただ、日常生活ではドイツ語を話せた方がもちろん良いです。スーパーマーケットの店員さんなどは英語が通じない場合が多いですし、とてもびっくりしたのはこちらの役所関係や郵便局などの公共のセクションに従事する方は英語が通じない方々がたくさんいます。市役所などは住所登録やビザ取得など、ドイツに滞在するための大切な審査や書類提出などで赴かなくてはならないのですが、その肝心要な場面で英語が通じないととても辛いです。ただ、せっかく現地で暮らすのならば、現地の方が話す言葉でしっかりコミュニケーションを取りたいとも思いますから、やはりドイツ語習得の努力はした方が良いですよね。
 でも、ドイツ語、正直言って難しいです。例えばドイツ語には名詞に性があって、それぞれ男性名詞、女性名詞、中性名詞に分かれていますが、自然の性があるものは原則としてそれに従います。例えば『Mann (マン/男、夫)』は男性名詞で、『Frau (フラウ/女、妻)』は女性名詞。これは分かりやすいですね。でも、 『Junge (ユンゲ/少年』は男性名詞なのに、『Mädchen (メートヒェン/少女』は女性名詞ではなくて中性名詞なんです。これは『chen』で終わる名詞は中性名詞になる法則があるからなんですが、なんだかややこしい。ちなみに僕の好きな『Bier(ビール)』は中性名詞です。このように名詞ごとに性を覚えないとならないため、僕のような中年は辛い……。
 でも、言語は根気が必要ですし、何より自分自身が意欲を持ち続けなければ習得など叶いません。そこで、今はとにかく街中で見かけて分からなかった単語を片っ端から調べて覚えています。やり方は簡単、道を歩いていて目に入った単語を読んで『わからん』となったら、すぐさまスマートフォンを取り出して独和辞典で調べて意味を知り、その単語をスマホに入れた単語帳アプリに書きつけます。ただ辞書で調べるだけだと忘れてしまうから、わざわざ単語帳に登録していくんです。いわば、その書き付けた言葉が新たなアイテム。最近はアイテムがどんどん増えていくことに喜びを感じ始めているんですが、ここで忘れてはならないのが復習ですよね。単にアイテムだけ集めても使い方が分からなかったら意味がないわけで、単語を見て、意味を把握して、例えば居酒屋のおばちゃんと会話する機会があったら、すぐに使ってみるんです。
 ちなみに、僕が今使っている単語帳アプリは『STUDY BLUE』というもの。これ、英語版しかないのですが、単語をカードのようにして集められ、他の方が登録したリストから単語の意味を検索することもできます。
 では、写真の看板ボードの意味はというと、動詞の『probieren(試す、トライ)』、人称代名詞の『Sie(あなた)』で、動詞が文頭にきているので疑問形となって、訳すと『試してみませんか?』。次が『unseren(わたしたち)』で、このイラストはコーヒー豆のパッケージです。。最後の『Jetzt(今、すぐに) im ausschank(居酒屋、カウンター)』は、ここはコーヒー屋さんなので、カウンターの意味で『すぐに、ここのカウンターで(飲めますよ)』という感じでしょうか。
 ドイツ語習得に関しては、今後もちょくちょくご報告致します。