浦レポ by 浦和フットボール通信

小野伸二との対戦を心待ちにする平川忠亮【選手ミニコラム】

(Report by 河合貴子)

伸二は特別な存在

「しんじ」と言えば、今の子供たちや若い人たちはドイツのドルトムントで活躍し日本代表の香川真司選手だ。

だが、浦和を愛する人たちにとって「しんじ」と言えば小野伸二選手だ。

浦和時代、敵を欺き味方を思いやる本当に優しいベルベットパスを送る小野選手のプレーに心を奪われた人は多いはずだ。また、ピッチの外でもファン・サポーターと真摯に向き合う姿は頭が下がった。今は、札幌を愛し、札幌から愛されているが、間違いなく浦和を愛し、浦和に愛された選手のひとりであった。

どんなに苦しい状況でも「楽しくなければサッカーじゃない」と言い続けた小野選手は、言葉は言い尽くせないほどいろんな選手やファン・サポーターに影響を与えてきた。

私も小野選手から、多くを学び影響を受けた1人だ。サッカーの楽しさや仲間の大切さ、苦しさの先にある楽しさを教えてくれたのも小野選手であった。

清水商業高校時代の同級生でもある平川忠亮選手は「親友であるけれども、サッカーの師匠。常に一緒にやってきたけど、ずっと追いかけてきたし、助けてもらってきた。一緒にプレーすることが楽しくって、本当に憧れの存在。同級生だけど尊敬しているプレイヤーーだ。人間的にみんなを引きつける明るい人間性だし、もちろんサッカーでは、センスは群を抜いてた。ピッチでもピッチ外でもいつも中心にいて、みんなを引っ張るだけじゃなく、盛り上げたりすることができる素晴らしい選手だ」と小野選手を絶賛していた。平川選手にとっても、同級生の小野選手は特別な存在であった。

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