浦レポ by 浦和フットボール通信

「たくさんのサポーターと1つのチームを応援できることが幸せ」REDS TV GGR北川彩さん【浦レポインタビュー】

Jリーグ開幕の1993年から、浦和レッズの応援番組として親しまれているテレ玉の「REDS TV GGR」。毎週金曜日23時と土曜日7時30分からの再放送で、トップチームだけでなくレディースや下部組織などを含めた浦和の戦いやクラブの魅力を発信中。その歴史ある番組で、第13代MCとして活躍する北川彩さんのインタビューをお送りします。

●番組情報
REDS TV GGR
テレ玉 毎週金曜日23:30~24:00
毎週土曜日 7:30~8:00(再放送)
http://www.teletama.jp/ggr/

北川彩さんも同行する観戦ツアーが募集中です!
テレ玉「REDS TV GGR」×H.I.S.
7月29日(土)14:00キックオフ
2017 明治安田生命J1リーグ VSコンサドーレ札幌
浦和レッズオフィシャル応援ツアー 札幌1泊2日
試合後はサッポロビール園でジンギスカンの食事会を開催し、
北川さんも参加します!

お申し込みはこちらから

Interview&text by 轡田哲朗 Photo by 河合貴子

「彩ちゃんって声を掛けてくれるのが純粋に嬉しい!」

――MC就任から1年間と少し、どのように感じていますか?

初めて浦和に来た時に、浦和駅の西口にサッカーのイルミネーションがあって、道のポールにもボールが乗っているとか、『本当にサッカーの街なんだ!』と思いました。でも、最初はすごく不安でした。前の、とっきー(時田愛梨/第12代MC)さんが4年間とすごく長かったし、そこで出来上がったサポーターの皆さんや関係者の方との雰囲気もあると思っていたので、私がここに入って大丈夫なのかなというのがあって。でも、今はもう素です(笑)。このままの自分の感じでやらせてもらっているのがありがたいです。

――取材現場で見かける時も、すごく楽しそうに見える印象です。

楽しいです! 去年1年間は、『これから何が起こるんだろう』と、何も分からないままスタートしてあっという間に過ぎていたんです。でも、今年はACLがあって、次はこれがあって、と先が読める楽しさがあります。最初に、『サポーターの皆さんがJリーグで一番熱いチーム』と聞いていたんですけど、本当にその通りだなと思いました。声援もブーイングもすごいですし、自分のチームにここまでストイックなサポーターがいるんだと、本当に驚きでした。

――もうサポーターの皆さんにも受け入れられている感じがありそうですね。

そうなんです。埼玉スタジアムの南広場でのインタビューで「彩ちゃん」って声を掛けてくれるのが純粋に嬉しくて。浦和で食事をすることも多いんですけど、その時に気づいてくれることも多くて、試合に関係ない日にも声を掛けてくれるのが嬉しいんですよ。今まで一つのチームを応援することがなかったんですけど、こんなにたくさんのサポーターの皆さんと応援できることってなかなかないじゃないですか。高校生の時に部活で「県大会優勝しよう!」って、皆でやっていた気持ちを思い出しているような感じです。

――サッカー部のマネージャーをしたのがサッカーと出会ったキッカケなんですよね。

そうですね。高校でサッカー部のマネージャーをしてからです。それまでは日本代表の試合でハイライトを見るくらいだったんですけど、出身の筑陽学園高校は福岡の強豪校で、アビスパ福岡の下部組織から来た人もいたので、Jリーグが身近にある感じはしていました。1年生の時の3年生の先輩が大学からプロに入って、それからより身近になった感じがします。

――マネージャーの仕事は大変ですよね・・・。

私の時は2人しかマネージャーがいなくて・・・。120人の部員がいるのにですよ! アイシングの準備やドリンクのボトルを周りに置くのも大変でした。顔とかお腹にボールも当たるし、それでも「ごめーん」みたいな感じで。ビブスを洗うのも大変だし、夏場は臭すぎて洗剤を大量に入れたり(笑)。でも、大原で練習を見ていると『私もボトルを並べたい!』と思ったりするんですよ。

MCとしても日々成長中の北川さんの願いは「優勝特番をやりたい!」

――プロのサッカーを近くで見るようになって、感じ方が変わった部分はありますか?

スタンドでは選手が下がっていくところまでしか見られないじゃないですか。その少し後の選手の表情や感想を見たり聞いたりできるのがすごくありがたいなと思います。選手によっていろいろな話の聞き方があって、それも勉強中なんですけど、勝った時にプレーの良かったことを話すと笑顔になってくれるタイプの選手にはたくさんプレーの話をします。でも、試合に負けてしまった時は言葉にすごく気を付けるようにしています。

――意外な一面を見た選手や、印象が変わった選手はいますか?

ほとんどの選手がそうなんですけど、森脇(良太)選手は試合ですごく感情的なのに、終わるとすごく面白いところを見せてくれるし、こっちにも気を使ってくれていると思います。槙野(智章)選手もそうなんですけど、レッズは礼儀正しい選手が多いですよね。私にも挨拶してくれて、ありがたいなって思うんですよ。

――GGRのMCとしてやりがいを感じることはどんなところですか?

番組の中で話すことはもちろんなんですけど、自分の感じたことを話すことや、食レポのコーナーでも、先につながるようなことを経験させてもらっているのが嬉しいです。あまりまだうまく伝えられていないんですけど、私じゃなければ分からなかったことや、その時の気持ちを伝えるようにしています。難しいんですけどね。表情も悔しい時は本当に悔しいという感情を出すようにしています。

――新コーナーもスタートしたんですよね。

今シーズンから埼スタのグルメを紹介するコーナーがスタートしたんです。たくさんの美味しいスタジアムグルメを紹介するので、番組をチェックして、実際にスタジアムで食べてみてほしいです!

――今シーズン、これは絶対に成し遂げたいと思うことは?

記者席からの目線や、試合後の雰囲気や声、サポーターの皆さんには分からないことを伝えたいです。そして何よりも、去年は優勝特番をやる気満々だったんですよ! スタッフさんの影の努力も知っていますし、寝ずに色々な仕事をしていたのも知っていますから。私たちはそれを伝えるだけですけど、そういう表に出ない部分を知っているからこそ、今年は絶対に優勝特番をやりたいです!

悔しさばかり残る今年のダービー「絶対に次は負けない!」

(残り 1074文字/全文: 3703文字)

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