置かれた立場の違いで、明暗が分かれる【筑波大との練習試合のポイント】
(Report by 河合貴子)
未来を感じさせた2,3本目
空梅雨を思わせる青空の下で、筑波大学蹴球部との練習試合が45分3本勝負で行われた。日曜日と言うこともあり、浦和を愛する人々が多く見守る中で落胆するシーンと浦和の未来を感じることができるシーンがあった。
落胆するシーンとは、0-2で敗戦を喫した1本目である。
代表組みの槙野智章選手や宇賀神友弥選手、遠藤航選手が不在のうえに、興梠慎三選手もラファエル・シルバ選手も別メニューであったとは言え、ベストメンバーで挑んだ1本目は、ボールを保持してもテンポのある浦和らしい攻撃を筑波に封じ込まれてしまったのだ。何とも情けない話である。
確かに筑波は、対人プレーや球際に厳しくプレスにきていた。怪我をしたくない心理が働いたのか、筑波と比較すると浦和の動きは全体的に鈍かったのだ。攻撃の楔のパスに対しても、ワイドからの仕掛けに対しても筑波の包囲網に嵌められてしまっていた。浦和のボールホルダーに対してのサポートも遅く、筑波にボールを奪われるとカウンターを食らう展開が続き失点。
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