執念のゴールで勝利を導いたラファエル・シルバ その胸中にあるサポーターへの思いは【轡田哲朗レッズレビュー/明治安田生命Jリーグ第18節新潟戦】
(取材・文)轡田哲朗
残り10分で勝利を呼び込む決勝ゴール
目の前にこぼれたボールに、必死で足を伸ばしてゴール内に押し込む。歓喜を爆発させ、その感情のままに何度となく拳を振った。まるで、コーナーに相手を追い詰めたボクシングの選手のようだった。
「誰かが目の前にいたらケガをしていたかもしれないけど(笑)」
ラファエル・シルバにとって、このゴールはそのくらいの大きな喜びだった。
9日のアルビレックス新潟戦は、浦和レッズにとって崖っぷちに追い込まれて迎えた一戦だった。5日の川崎フロンターレ戦でぐうの音も出ないような負け方をして、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の進退問題にまで発展した。ラファにとって、新潟戦は古巣対決になるが、試合前に話を聞くと「何が何でも勝たないといけないんだ」と、そうした感傷に浸る余裕もないほどだった。
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