浦レポ by 浦和フットボール通信

崖っぷちの新潟戦に勝利も「1試合勝っても意味がない」と選手は気を引き締める【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第18節新潟戦】

(取材・文)河合貴子

何より結果が求められた試合

何よりも勝利が求められる試合であった。どんな勝ち方でも良い、結果が全てだった。それは、ペトロビッチ監督の去就のためではない。浦和を愛する人々のために捧げる勝利である。同点ゴールを決めた阿部勇樹選手は、試合後のヒーローインタビューで「浦和レッズは、ここから這い上がっていく」と力強く話した。
前半の35分に先制を許すも、魂のゴールが決まり2-1と新潟に逆転勝利を収めた。

出場停止の遠藤航選手に代わり、DFラインの真ん中に那須大亮選手を起用。立ち上がりから主導権を握りチャンスを作っていた浦和であった。だが、なかなかチャンスを物にしきれない状態が続いたのだ。今シーズン2勝しかしていない新潟は、2列目の鈴木選手と矢野選手が下がり6DFで狙いはカウンターであった。

問題点がいくつも見られる失点シーン

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