浦レポ by 浦和フットボール通信

好調を取り戻しつつある遠藤航 厳しい日程のドルトムント戦で得たもの【轡田哲朗レッズレビュー/明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017ドルトムント戦】

(取材・文)轡田哲朗

個人もチームも手応えを得た前半

天皇杯のゲームに続いて、良い時の遠藤航が戻ってきたという感覚になった。15日のボルシア・ドルトムント戦で、個人的には中2日となった中でフル出場した遠藤は、前半に相手エースのピエール=エメリク・オーバメヤンと対峙し、後半は相手FWアンドレ・シュールレと対峙する右ストッパーとして躍動。キレのある攻撃参加も見せ、セットプレーから一時同点のヘディングシュートも決めた。

「フィーリングは良かったですよ」という遠藤は、ここを通されたら危ないという場面でしっかりと足が伸びるプレーを見せていた。連戦の疲労からか、そうした場面で抑えきれない部分を5月、6月のゲームでは見せていた部分もあるが、7月9日のアルビレックス新潟戦が出場停止になったことで少し回復し、頭もリフレッシュする時間が取れたのだろうか。昨季のAFCチャンピオンズリーグ、広州恒大戦でコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを封殺したような地上戦の強さと安定感が復活してきている。

それだけでなく、前半を無失点で抑えた守備のオーガナイズにも手応えを得ている。興梠慎三の1トップは相手のキーマンであるMFヌリ・シャヒンを消すためという狙いがあったが、そこからの連動した守備によって最終ラインの安定感が導き出されたと感じていると話した。

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