最も重要で難しいタスクを与えられた矢島慎也 キャリアの中でも重要な時期【轡田哲朗レッズレビュー/ACL準々決勝第1戦川崎戦】
(取材・文)轡田哲朗
守備時はボランチ、攻撃時はシャドー
浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第1戦、川崎フロンターレ戦を1-3で敗れた。前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮していたころから、川崎戦は特殊な対策を施してきた。例えば、2013年にヤマザキナビスコカップの準決勝で対戦した時は、前日練習でいきなり4バックをテストし、試合になればシステムこそ戻したものの、山田暢久と坪井慶介を突如起用した。川崎戦に真っ向から勝負して打ち勝ったのは昨季の4月に対戦したアウェーゲームくらいで、浦和にとって決して与しやすい相手ではない。
コーチとしてチームに帯同してきた堀監督にとっても川崎は対策が必要な相手と考えたのだろう。3バックは変えなかったが、3ボランチを採用して待ち受ける守備戦術を選択した。柏木陽介がウォーミングアップ中の負傷によりキックオフ直前に青木拓矢と入れ替わる形になったが、左のボランチとして重要な役割を担ったのが矢島慎也だった。
「もともと守備の時は3ボランチで、攻撃は1トップ2シャドーのイメージだった」
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