浦レポ by 浦和フットボール通信

課題となった、攻守のバランス ACL出場圏内に向けて痛い引き分け【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第29節神戸戦】

柏木は「後半はほとんどボールが触れずに終わってしまった。もどかしい」と下を向いた。

(取材・文)河合貴子

ACL圏内が遠のく痛い引き分け

雨上がりの秋の夜は、冷え切った心までも逆なでした。ミスからの失点し、攻撃のリズムも作れず苦しい展開の中で何とか1-1で神戸に引き分けたのだ。

国際Aマッチウィークで中断された2週間は、いったい何であったのか・・・。来シーズンACL出場圏内を目指すためには何としてでも勝ち点3が欲しかった。神戸戦に勝利を収めて、中3日で迎えるACL準決勝の上海上港戦に弾みを付けたい試合でもあった。

中断明けの試合だからこそ「試合の入りから集中してやっていく」と話していたのに・・・。全てが絵空事に思えてしまう試合内容であった。それでも浦和を愛する人々は、ACL準決勝突破に向けて選手たちを鼓舞する歌を歌い続けていた。

試合開始4分にGKキム・スンギュ選手からのFKを小川選手がDFの裏を狙って走り出し、宇賀神友弥選手がインターセプトしようとしたがワンバウンドしたボールが伸びて、小川選手がそのまま抜け出して先制点を叩きだした。何とも情けない失点であった。

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