浦レポ by 浦和フットボール通信

得られた手応えと・・・ 菊池大介が川崎戦に感じたこと【轡田哲朗レッズレビュー/明治安田生命Jリーグ第33節川崎戦】

(取材・文)轡田哲朗

スタメンのサイドバックはキャリア初

浦和レッズは25日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝、アル・ヒラル(サウジアラビア)との第2戦でアジア王者を決め、川崎フロンターレ戦が中3日で迎えたゲームだった。心身ともに全力で削り切ったゲームで長い時間プレーして、それを戦い終えた選手たちにとって、タイトルや来季のACL出場圏内を目指すという“外的モチベーション”のないゲームは厳しいものであるのは仕方のないことだろう。

だからこそ、堀孝史監督はこのゲームで決戦にチャンスを与えられなかった選手たちを多く起用した。左サイドバックに入った菊池大介もその一人だ。

「公式戦で、最初からというのは初めてだと思いますね」

菊池はこの4バックにおけるサイドバックの経験をこう話した。堀監督が4バックの導入を決断して以来、トレーニングや紅白戦でそのポジションをやることはあったにしても、実戦経験はない。それでも、浦和の決定機を導いたプレーもまた、菊池によるものだった。

(残り 1630文字/全文: 2063文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ