浦和が初戦で対戦するアルジャジーラを分析 攻守におけるポイントはどこか【轡田哲朗分析】
(Report by 轡田哲朗)
攻撃の特徴はサイドからのインサイドプレー
浦和レッズはアラブ首長国連邦(UAE)で開催されるFIFAクラブワールドカップ(CWC)の初戦となる準々決勝で、開催国代表のアルジャジーラと対戦することが決まった。6日にオセアニア王者オークランド・シティ(ニュージーランド)に1-0で勝利したゲームから、アルジャジーラの特徴と浦和が狙うべきポイントを挙げてみたい。
ゲーム展開がほぼ一方的にオークランドが支配し、アルジャジーラが守って耐える中で偶発的なミドルシュート一発で勝利したゲームだった。それだけに、アルジャジーラの攻撃パターンは掴みづらい。それでも、前線で特徴があったのは両サイドアタッカーのインサイドプレーだろう。
右サイドのハルファン・アレッジ、左サイドのロマリーニョは共に逆足のサイドアタッカーと言われる、ピッチの内側の足が利き足のプレーヤーだ。彼らはボールを持った時も見方からボールを引き出す時も、中央方向にプレーする傾向が強い。彼らが中央方向に緩いドリブルでボールを運び、全体が逆サイドに向けて流れたところで、サイドバックを上げてくるというパターンが数回あった。浦和が4-1-4-1システムで守ろうとすると、アンカーの横のスペースに入り込まれてサイドバックとボランチの間でマークの受け渡しがハッキリしなくなる危険性がある。ここ最近、板についてきている守備時には4-4-2に変化するシステムの方が、問題なく守ることができそうだ。
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