浦レポ by 浦和フットボール通信

昨シーズン優秀監督に輝いた秋田の杉山弘一監督、2シーズン目の挑戦に「ワクワクしている」


(Report by 河合貴子)

新シーズンに向けて「ワクワクしている」

昨シーズン、J3優勝の栄光に輝きながらもJ2昇格のライセンスに満たなかった秋田だが、J3優勝へと導いた杉山弘一監督の功績は大きかった。その功績を讃えて、昨シーズンJ3最優秀監督賞を受賞した。しかし今シーズンは、秋田にとっては本当にJ2昇格を決めたいシーズンになる。

浦和レッズOBでもある杉山監督は「今、スタジアムの問題やライセンスの問題が、僕らが昨年優勝したことで動き出している。秋田のみなさんが、凄く一生懸命にやって下さっている。なので僕ら現場が、その波に乗り遅れないようにしなければいけない。昨年は優勝出来たが、今年は一からだ。選手も変わっている。2017年の優勝チームだが、2018年の優勝チームではない。油断せずにやらないと」と険しい表情を浮かべ「J2昇格は、決して簡単なミッションではない。身を引き締めている」と話した。

とはいえ昨年の優勝クラブとなるとやはりどのクラブからも警戒され、研究されるだろう。非常に闘い辛く厳しいシーズンになるはずだ。

「打倒秋田で来ないで欲しい」と苦笑いしながら「僕らは、まだまだ東北の小さなクラブ。強いところ、上手いところはたくさんある。打倒秋田で来ないで下さい」と懇願しつつも「昨年やっていた3-4-3から、もう少し違ったことが今年はできるかな?!昨年優勝した良いところは残して、新しい選手も加入してどういう組み合わせができるのかをキャンプで試している。僕は監督だけど、ワクワクしている。今年も素晴らしい選手が揃ったので楽しみだ」と本当に楽しそうな笑顔を見せた。

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