浦レポ by 浦和フットボール通信

ミシャさんの言葉から、今季の浦和を見る上で考えるべきこと


(Report by 轡田哲朗)

興味深い言葉

ニコニコと笑顔を浮かべながら「お久しぶりです」と握手をした。今季からコンサドーレ札幌の指揮を執るミハイロ・ペトロヴィッチ監督と、Jリーグ主催のカンファレンスで久々に顔を合わせた。昨季途中まで5年半、トレーニングでも試合でも顔を合わせていた“ミシャさん”は、変わりなく穏やかな表情だった。

それでも、ミシャさんに「この12年間、常にベンチでJリーグの開幕を迎えるのはあなただけで、それは素晴らしいことだと思う」ということを伝えると「12年もいると、まだいるのかと思う人もいるかもしれないよ」と、いかにもミシャさんらしい言葉を返してきた。

その中で、興味深い言葉もあった。サンフレッチェ広島と浦和に続いて札幌が3チーム目の指揮になるが、その初期段階について「一番難しかったのは浦和だった」と話したからだ。

「最初のうち、3本のパスがつながらないような状況が続いたからだ。広島や札幌は最初の段階から比較的、私の求めることを理解してやってくれていると思う。浦和では(柏木)陽介が練習の中で選手に説明するようなサポートになってくれたが、今は駒井(善成・浦和から期限付き移籍)がサポートになってくれている。

(残り 800文字/全文: 1314文字)

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