浦レポ by 浦和フットボール通信

逆転負けの広島戦 一つ考えたい敵将の「最大値」という言葉【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命J1リーグ第2節広島戦】

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(Report by 轡田哲朗)

柏木は前日時点で欠場が決まる

浦和レッズは4日のサンフレッチェ広島戦で、前半に先制しながら後半に逆転を許して1-2で敗れた。この試合で柏木陽介は欠場したが、堀孝史監督は「足の具合が良くないということ」と語るにとどめた。選手たちの話を総合すると、前日の非公開練習の時点で厳しいということになり、青木拓矢のインサイドハーフと阿部勇樹のアンカー起用がチーム内で共有されたようだ。

このゲームでは、武藤雄樹が「今日の僕のポジションは、完全に張るのではなく少し中に入ったところという指示だった」と話し、堀孝史監督が「3枚回し」という言葉を記者会見で話したように、ビルドアップ時に阿部が下がって、遠藤航がマルティノスのサポート、宇賀神はサイドの高い位置を取るという流れになった。必然的に右サイドの人数を少し増やすようなビルドアップになったため、「右で崩して左で仕留める」という全体的な狙いがあったことがうかがわれる。

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