浦レポ by 浦和フットボール通信

サイドでチームを落ち着かせた栗島朱里 相手を見てプレーできる貴重な存在【轡田哲朗レディースレビュー/相模原戦】


(Report by 轡田哲朗)

対ハイプレスの出口になったサイドバック

浦和レッズレディースは、今季のなでしこリーグ開幕戦となったノジマステラ神奈川相模原戦に2-0で勝利した。試合中には雪が降るような悪天候だったが、しっかりと勝ち点3を得るスタートを切ることができた。

ノジマも決して弱いチームではないが、キャプテンの柴田華絵が「去年は開幕戦に敗れてしまったのが大きかった」と話していたし、石原孝尚監督が「優勝を狙うなら、勝ち点3を何回積み上げられるか」という言葉を残していただけに、勝利という結果でリーグをスタートできたことは大きかった。

当然のように、こうした開幕戦というのはどちらのチームも緊張感と高揚感のある試合の入りになるため、プレス合戦のガチャガチャしたスタートになることが多い。このゲームもその例にもれず、どちらかと言えばノジマの方が優勢になった入り方になったが、そこで存在感を出したのが右サイドバックの栗島朱里だった。

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