ポリバレントな遠藤航がオズワルド・オリヴェイラ新監督が見つめる中で魅せたボランチの能力【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第9節札幌戦】
(Report by 河合貴子)
連戦も活き活きとボランチでプレー
遠藤航選手が、一番やりたいポジションはボランチである。「理想のポジションはボランチ」とこだわりをもっている遠藤選手だが、スキルが高いがゆえにチーム戦術などで右のストッパーやセンターバックなどを器用に熟している。だが過密な連戦の中、大槻監督最後の采配となった札幌戦で、ボランチの一角を任された。
YBCルヴァンカップG大阪戦から中2日の札幌戦、休みなくフル出場で闘い抜いた5試合目。G大阪戦を回避した他の選手と比べて、疲労も蓄積されているはずだ。だが、遠藤選手は、まるで水を得た魚のようにピッチの中央で縦横無尽に動き回って、札幌の攻撃の芽をものの見事につんでいた。
「運動量のところだけは、落とさないようにしないと。そこが肝になると思っていた」と走り続けたのだ。しかし、最後までゴールネットを揺らすことができず、札幌と0-0の痛み分けとなってしまった。
守備部分での狙い
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