浦レポ by 浦和フットボール通信

リーグ優勝、ACL出場権を目指しての招へい オズワルド・オリヴェイラ新監督就任会見


(Report by 河合貴子)

大槻暫定監督はヘッドコーチに

鹿島を3年連続優勝へと導き黄金時代を築き上げた敵将のオズワルド・オリヴェイラ監督が、ついに浦和で指揮を執ることになった。

ミーティングを終えて、ピッチに姿を現したオズワルド・オリヴェイラ新監督は、練習場に訪れた浦和を愛する人々に対して、深々と頭を下げた。そして、両手を高々と掲げてガッツポーズをして挨拶をした。かつての敵将が、浦和を優勝へと導き黄金時代を築き上げる。

中村修三GMは「オズワルド・オリヴェイラ監督、ヘッドコーチに大槻。もう1人ヘッドコーチにルイス・アルベルト・シルバ。あとは、今までいたコーチが継続します。そして、フィジカルコーチにウェリントン、1週間後にチーム合流します。コーチをしていた上野は、ユースのダイレクター兼監督として、既に試合で指揮を執っています。このメンバーで優勝を目指し、ACL出場権獲得を目指してスタートしたい」と新体制について話した。

そして、オズワルド・オリヴェイラ新監督について「私と話した時に、『このタイミングで監督としてリーグ優勝とACL出場を目指せますか?』と質問したら『目指せます』と強く話した。また、浦和で監督をやる強い思いが伝わってきた。我々が求めてきた目標と、鹿島やブラジルでの豊富な実績、そして日本を良く知っている。強くて魅力あるチーム作りをやって頂ける人材だ」と絶大な信頼をよせていた。

さらに、暫定で公式戦6試合を率いた大槻監督に対して「チームを一番分かっている逸材だ。彼は、1カ月前まで育成をやっていたが、さらに育成とのつながりを強化できる人材だ。オズワルドをサポートできる」と話し、ヘッドコーチを任せることにした。ヘッドコーチが2人、さらにフィジカルコーチを招へいし、オリヴェイラ新監督をしっかりとサポートできる体制を整えて、再起を図ることになった。

「また、日本に帰ってこられて、うれしく思う」とオズワルド・オリヴェイラ新監督は笑い「浦和のようなビックチームの指揮を執ることができて光栄だ」と話した。

そして視察した札幌戦を振り返り「難しい試合だったと思う。相手は守備的にプレーして、浦和の攻撃を止めるやり方だった。チームは頑張ったと思うが、守られて得点できなかった試合だった」と話した。

就任して4日目で、柏戦から指揮を執るのだ。短期間で指揮を執ることは、本当に大変なことだ。

「いつか浦和で仕事がしたい気持ちがあった」

(残り 2021文字/全文: 3036文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ