攻撃の“入口”までは見つけられる ラスト30メートルに苦しむチーム【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第11節湘南戦】
4枚回しで陥った悪循環
浦和レッズは28日のリーグ第11節、湘南ベルマーレとのホームゲームを0-1で敗れた。先に決定機をつかんだのは浦和だったが、山田直輝のシュートは至近距離からGK正面に飛んでチャンスを生かせず。逆に、左ウイングバックの菊池大介が頭上に大きな「?マーク」が浮かぶようなマークの見失い方をしたスキをつかれ、サイドからの攻撃で1点を取られて敗れてしまった。
浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督の2試合目で、旧知の選手として名前を挙げられた一人である山田がスタメン起用。3人のセンターハーフと2トップという湘南と同じ構成でゲームをスタートした。
と、言いながらも浦和のビルドアップは“ミシャ式”の名残が残る4バックへのボトムチェンジだった。これが監督の指示によるものか、ピッチの中での判断かは別にして、阿部勇樹がセンターバックの位置に降りるビルドアップは残念ながら効果的ではなかった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の時代にも散見されたが、2トップの相手に対しての4バック化はそれほど意味のないことが多い。
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