徐々に発揮されるオリヴェイラ・イズム 計算された守備戦術が勝利に【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第12節川崎戦】
(Report by 轡田哲朗)
菊池をベンチ外、ナバウトをスタメンに
浦和レッズは、2日のリーグ第12節で川崎フロンターレを相手にしたアウェーゲームで2-0の勝利を収めた。オズワルド・オリヴェイラ監督は、前節の湘南ベルマーレ戦で決定的なミスを犯した菊池大介をベンチ外にする厳しい采配を見せ、宇賀神友弥がスタメンに戻った。また、アンドリュー・ナバウトがリーグ戦では初めてスタメンのピッチに送り込まれている。
この試合に向け、オリヴェイラ監督が準備してきたのは川崎を相手にした守備の整理だった。中盤の構成を3人のセンターハーフにすることで、自然とマッチアップしやすい状況を作る。その上で、長澤和輝、青木拓矢、柏木陽介の3人は、相手攻撃の起点となる起点となる中盤の3人を監視しつつ、インサイドプレーをする両サイドハーフや、ゼロトップ状の動きをする小林を監視。その際には、2トップが縦のスライドでプレスバックした。
1日で整理したとは思えない守備戦術
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