浦レポ by 浦和フットボール通信

オリヴェイラ監督は古巣の鹿島との対戦にも「鹿島は特別な存在だが、浦和が成功することにベストを尽くしたい」と意気込む


(Report by 河合貴子)

先手必勝といきたい鹿島戦

Jリーグ屈指の攻撃力を誇る川崎を2-0で撃破して、オリヴェイラ監督体制の下で初勝利をあげた浦和。その勢いで次節はオリヴェイラ監督が、かつて黄金期を築いた鹿島へと乗り込む。

だが、現在の鹿島は黄金期から衰退し、見る影もない。4勝3分け5敗と浦和と同じようにリーグ戦を苦しんでいる。

前節の長崎戦では、試合の立ち上がりの4分に電光石火のごとく横、横とパスをつなぎ遠藤選手の縦パスから、内田選手がマイナスのクロスをあげて、鈴木選手がうまく合わせたヘディングシュートが決まり先制点を叩き出した。しかし、18分に左サイドを崩されて失点。29分にエリア内で遠藤選手が倒されてPKを獲得し、金崎選手が冷静に決めて2-1と再び鹿島がリードして前半を折り返した。後半になると長崎が徐々にゲームを支配していったが、相手の一瞬の隙から遠藤選手や安西選手が一気にドリブルで仕掛けてミドルシュートを放ったのだ。いずれもポストに嫌われてしまったが、プレスが遅れるとゴールに向かってくる。追加点を奪うことができなかったが、2-1で長崎を下し4試合ぶりに勝利を収めた。昔から、したたかに闘う姿はいかにも鹿島らしいところだ。

浦和からしたら運動量が落ちがちな後半が、問題になってくる。出来れば先手必勝といきたい。

オリヴェイラ監督は古巣との対戦にも「今は、浦和の人間」

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