浦レポ by 浦和フットボール通信

特長を生かしたオリヴェイラ監督の起用でマルティノスが輝く 加入初ゴールは「チームのゴール」と喜んだ理由とは【河合貴子 試合のポイント/ルヴァンカップ第5節名古屋戦】


(Report by 河合貴子)

「チームのゴール」で先制

「チームで決めてゴールを決めたことよりも、チームが勝ったことが重要だ」とマルティノス選手は言った。

浦和に移籍して初ゴール、しかも先制点だ。勝利に貢献したにもかかわらずマルティノス選手は個人技ではなく、チームとして機能して勝利できたことが本当にうれしかったのだ。

「自分がゴールを決めたのに、タケ(武富孝介選手)の方がすごく喜んでいて、そういうのがチームだと思った。それが、サッカーの美しさだ!」と目を輝かせた。

YBCルヴァンカップ・名古屋戦、32分にマルティノス選手が先制点を叩きだし、65分に李忠成選手の今シーズン初ゴールが決まり、しっかりとした守備を魅せ2-0の完封勝利!グループリーグ突破に向けて、大きな勝利を収めた。

YBCルヴァンカップ、浦和に負ければ敗退が決まる名古屋を埼玉スタジアムに迎えた。リーグ・鹿島戦から9選手を入れ替え、オリヴェイラ監督体制で初めて4-2-3-1で挑んだ。

生き残りをかけた名古屋は、しっかりとボールをポゼッションをしながら中盤で玉田選手、小林選手、長谷川選手がポジションを入れ替えながら攻撃のリズムを作ってきた。浦和はボールサイドにスライドしながらしっかりとブロックを作り、シュートまで持ち込ませない守備を魅せた。

攻撃では、両サイドバックが高いポジションを取り、阿部勇樹選手がDFラインに下がり後方から攻撃の組み立てを図ったが、なかなか攻撃のリズムが出ずに苦しむ展開になってしまった。だが、途中から阿部選手をアンカーとして4DFの前に置くことで徐々に浦和が主導権を握り始め、32分にマルティノス選手によって先制点が決まったのだ。

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