浦レポ by 浦和フットボール通信

山田直輝が「勝たなきゃいけない試合は僕らからしたら楽な試合」という理由は【ルヴァンカッププレーオフ第2戦甲府戦プレビュー】


(Report by 河合貴子)

2点ビハインドで始まるルヴァンカッププレーオフ第2戦

天皇杯2回戦を挟んだYBCルヴァンカップ・プレーオフステージホーム甲府戦。アウェイでの第1戦は、0-2の完敗。セカンドボールも拾えずに精彩を欠いた攻撃で、攻守にわたり甲府に圧倒されてしまったのだ。まさに背水の陣で、埼玉スタジアムに甲府を迎えることになった。

しかも、天皇杯2回戦から中2日での試合だ。第1戦で浦和にアウェイゴールを許さずに快勝した甲府は自信も深めた勢いがあり、天皇杯・流通経済大学戦で主力を温存し、しっかりとコンディションを整えて挑んでくる。だが、浦和は天皇杯Y.S.C.C.横浜戦ではベストメンバーで挑んだ。コンディション的には、浦和が不利な状況であることは否めない。しかも、この天皇杯で長澤和輝選手が左肩関節脱臼で負傷交代を余儀なくされてしまい、貴重な戦力を失うことになってしまった。

だがその一方で、途中出場を果たした山田直輝選手が、豊富な運動量で攻守にわたりアグレッシブなプレーを魅せたのは好材料である。さらに、戦線離脱していた柏木陽介選手も25分ほどピッチで闘えたことも甲府戦に向けて良かったことだ。また、フランスで開催されていた第46回トゥーロン国際大会にU-21日本代表として出場していた橋岡大樹選手が、7日に帰国してチーム合流を果たしている。
プレーオフステージを突破する条件は、ホーム&アウェイ2試合の勝敗だ。第2戦が終了し勝利数が同じ場合は、
1、2試合の得失点差
2、2試合におけるアウェイゴール数
3、1と2がすべて同じであった場合は、15分ハーフの延長戦で決着をつける。ただし、この場合はアウェイゴールルールは適応されない。
4、延長戦でも決着がつかない場合は、ABBA方式(先攻と後攻が入れ代わる)のPK戦で決着をつける。

浦和が2-0で勝利した場合は、延長戦へともつれ込むのだ。延長戦のことなど考えずに、3-0以上で完封勝利を収めたい。万が一、甲府にアウェイゴールを許しても、3点差以上で浦和が甲府を撃破することができれば良いのだ。

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