浦レポ by 浦和フットボール通信

崩しの解は見つからず 久々のポゼッションゲームはスコアレスドローに【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第20節 長崎戦】

(Report by 轡田哲朗)

久々になった3バック同士のミラーゲーム

浦和レッズは5日のV・ファーレン長崎戦を0-0で引き分けた。J2から昇格してきただけでなく、J1が初めてという相手に2戦とも引き分けで終えたというのは、リーグ全体を見た時にも良い結果とは言えない。特に長崎は、3月のアウェーゲームでは「アジア王者が長崎に来る」という新鮮な喜びで迎えてくれた相手であり、今回は埼玉スタジアムの迫力を驚き、楽しんでもくれた。だからこそ、言い方は悪いが歴史と伝統、クラブの格の違いをスコアで見せなければいけなかった。

オズワルド・オリヴェイラ監督は、試合2日前の記者会見でメンバー変更を否定した。嫌な言い方だが、ファブリシオの時にベンチスタートを示唆してスタメン起用したように、かえってスタメンを少し変更するのではないかと予想していた。しかし、ピッチに立ったのは言葉通りの11人で、まだ監督のそうしたキャラを掴み切れていないなと感じたのは事実だった。

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