浦レポ by 浦和フットボール通信

人間としても一級品のファブリシオが3戦連発となる決勝点 ”相棒”武藤が認める能力とは


(Report by 河野正)

東京Vを破って天皇杯準々決勝に進出

浦和が苦しみながらも3年ぶりの準々決勝に進んだ。決定機の数では東京Vに劣ったものの、辛うじて無失点に封じ、絶好調のFWファブリシオが決勝点をもぎ取った。後半19分、DF岩波拓也が後方から斜めの長いボールを配給。FW興梠慎三が相手守備陣に競り勝って頭で落とし、これに鋭く反応したファブリシオが右足で押し込んだ。

リーグ戦第18節の広島戦で浦和での初ゴールを記録すると、前々節の磐田戦ではキャリアで2度目のハットトリックを達成。リーグ戦では2戦連発、公式戦では8試合で7ゴールと量産している。背番号12の点取り屋は、「興梠選手が素晴らしい落としをしてくれたおかげで、冷静に蹴り込めた。大切なのは自分の得点ではなく、チームが勝つことだ」と決まって同じ言葉を発する優等生でもある。

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