本意でないプレー選択も必要か、苦戦したヴェルディ戦から得るべきヒント【轡田哲朗ゲームレビュー/天皇杯ラウンド16 東京V戦】
(Report by 轡田哲朗)
アジアに出るためには天皇杯が最短ルート
浦和レッズは22日の天皇杯ラウンド16で、J2の東京ヴェルディに1-0で辛勝した。相手は2016年まで浦和に在籍した永田充はもとより、ガンバ大阪などの所属時に対戦がある橋本など経験のあるベテランも出場していた。とはいえ、全体的にはリーグ戦に出場機会がない若手が中心で、昇格争いをしているJ2のリーグ戦にプライオリティーがあることは明らかだった。
一方、オズワルド・オリヴェイラ監督は18日の清水エスパルス戦で足を痛めた槙野智章を欠場させたほかは、スタメンに名前を連ねて驚くような選手は1人もいないメンバーを送り込んだ。浦和にしてみれば、クラブのアイデンティティーとも言えるアジアに出ての国際大会であるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に来季参戦するためには、リーグ戦の3位以内か天皇杯の優勝が必要な状況にある。リーグ戦の現在位置を考えれば、3位を取るためには11試合のうち9勝はマストだろうから、4連勝すれば優勝できる天皇杯に力を割くのは自然なことだった。
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