浦レポ by 浦和フットボール通信

夏場を越えて見え始めた選手構成の不備、ドリブラーを失った編成がダメージに【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第25節 C大阪戦】


(Report by 轡田哲朗)

KLMトリオの復活と鮮やかな先制点

浦和レッズは1日のリーグ第25節、セレッソ大阪戦を1-2で落とした。鮮やかに過ぎるほどの先制ゴールを奪い、そこからの逆転負けというのはホームゲームで見せるべきものではなかった。それに加え、ファブリシオの負傷交代というアクシデントは、今後にも悪影響を与えかねないダメージが予期されるもので、かなり厳しい試合になってしまった。

先制点が生まれたのは、久々の「KLM」の結成からだった。興梠慎三(K)を頂点に、李忠成(L)と武藤雄樹(M)が下に構える3人は、改めてその相性の良さを見せつけた。自陣でボールを奪ってからわずか15秒以内でゴールを陥れたコンビプレーに、李は「武藤、慎三、ウガ(宇賀神友弥)と、みんなで良いスペースを使いながら攻撃できましたよね。この3人は少し懐かしい感じがしたけど、絶対にもっとゴールが取れるので」と、自信と手応えを話していた。

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