デビュー戦となったエヴェルトンの可能性をチームメイトが語る【河合貴子の試合のポイント/ゼロックス杯川崎戦】
課題は明確になった
シュートがわずかに1本・・・。それがゼロックス杯の川崎戦で浦和に突きつけられた現状であった。
川崎にポゼッションをされるのは想定内だったとはいえ、失点をしなければ負けることはないが、得点をしなければ決して勝てない。5DFになりながらラインを保ち、しっかりとブロックを作り我慢強く闘うことは出来ていたが、「守備的には悪くなかった。守備的なバランスが良くアグレッシブにいけていたと思うが、残念ながら決められてしまった」とマウリシオ選手は、悔しがった。本当に一瞬の隙であった。
52分にクリアーボールをレアンドロ・ダミアン選手に拾われてシュートを決められてしまったのだ。我慢強い守備をしていただけに、もったいない失点であった。
問題は、川崎に主導権を握られる中でボールを奪ってからの展開力であった。昨シーズンまでの浦和の得点源であるセットプレーも4本のCKのチャンスも生かし切れず、カウンターも狙えず、FWにボールが入らない。シュートまで持ち込めない苦しい展開になってしまい川崎に0-1で敗戦を喫してしまった。
2019シーズン初めて公式戦で白星を飾ることができなかったが、これから始まるJリーグ戦とACLに向けての準備段階として思えば、課題がより明確になったことは良かったとポジティブに考える。
サッカーはMTMメソッド(マッチ・トレーニング・マッチ)だ。試合で明確になった課題をトレーニングで修正して、また試合に挑むことが重要だ。
エヴェルトンがデビュー戦で感じたことは?
(残り 1836文字/全文: 2474文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ