浦レポ by 浦和フットボール通信

汰木康也がドリブルで魅了「サポーターを沸かせるプレーを見せたかった」【河合貴子 試合のポイント/ACLブリーラム戦】

(Report by 河合貴子)

ACL初戦を快勝スタート

公式戦3試合未勝利の浦和にとって、勝利こそが何よりも良い薬になる。しかも過密日程の中で、ACLグループステージの初戦となるブリーラム・ユナイテッドをホームの埼玉スタジアムに迎えたのだ。「未勝利」「ホーム」「ACL初戦」この3つのキーワードで絶対に勝ちたい試合であった。

完敗した札幌戦から中3日、週末には松本山雅戦が控えている。札幌戦から右サイドを活性化して森脇良太選手と橋岡大樹選手、興梠慎三選手の相方にアンドリューナバウト選手を起用して挑んだ。

ブリーラムは、前線からプレスを掛けてポゼッションしてくるチームである。だが、最低でも引き分けの勝ち点1ポイントか、あわよくばカウンターからゴールを奪い勝ち点3ポイントを狙う闘いをしてきたのだ。

浦和はポゼッションをしながらピッチの幅を生かして攻撃を組み立てていったが、ゴールネットを揺らすことができずもどかしい展開になってしまった。浦和を愛する人々が待ち望んでいたゴールが決まったのは、50分のことであった。

柏木陽介選手の左CKをゴール中央でマウリシオ選手がおとりになり、その後ろから槙野智章選手のヘディングシュートが炸裂!今シーズン、初得点であった。

前掛かりになったブリーラムを逆手にとって、決定的なチャンスを作るものの決めきれない中、75分に長澤和輝選手のシュートのこぼれ球を橋岡大樹選手が思い切りよく右足を振り抜き2-0とブリーラムを突き放したのだ。

そして88分には、途中出場した汰木康也選手のドリブル突破からのクロスをファーサイドで橋岡選手が飛び込みダメ押しの3点目を決めたのだ。ACLの初戦のブリーラム戦を3-0で下しての、うれしい初勝利であった。

汰木がドリブルで魅せる

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