【サッカー人気2位】「Jリーグは甘くない。相手は死に物狂い…

浦レポ by 浦和フットボール通信

危機感募る岩波拓也が気迫の守備でDF陣を統率 完封で今季初勝利【河合貴子 試合のポイント/J第3節松本戦】


(Report by 河合貴子)

虎の子の1点をもぎ取り、今季初勝利

今シーズンのJ1初勝利を信じて、ACLブリーラム戦から中2日でサンプロ・アルウィンスタジアムに乗り込んだ浦和。過密な連戦の中で、ACL北京国安戦を視野に入れて、内転筋に痛みを抱えるマウリシオ選手とエヴェルトン選手をベンチ外とし北京戦に備え、3DFの真ん中に岩波拓也選手、アンカーに柴戸海選手を起用して松本山雅に挑んだ。

強風が吹き荒れる中、前半は風上のエンドを取り先制点を狙った浦和ではあったが、松本の前線からのアグレッシブなプレスに苦しめられ、攻守の切り替え早くスピードのある前田大然選手と永井龍選手を生かした攻撃に苦戦をしいられてしまった。浦和は風を味方につけることができず一進一退の攻防が続く中、前半はスコアレスで折り返した。

風下に回った後半は、松本に主導権を握られてなかなかシュートまで持ち込めない展開になってしまった。それでも我慢強く闘いながらもチャンスを窺っていたのだ。

71分、松本のパスコースを読んだ興梠慎三選手がしっかりとプレスを掛けてインターセプトし、長澤和輝選手が一気にゴール前へとドリブルで運び、アンドリュー・ナバウト選手へと預けてエリア内のゴールライン際で走り込みあげたクロスが橋内優也選手のハンドを誘いPKを獲得。このPKを興梠選手が、冷静にゴールへと流し込んで1-0。強風に苦しみながらも、諦めずにゴールに向かう姿勢から生まれた先制点であった。後半、浦和がゴールライン際で攻め込むことができた初めてシーンだった。

浦和は、クローザーとして阿部勇樹選手を投入、さらに森脇良太選手に替えて鈴木大輔選手を投入し守備を安定させた。そして、最後の交代枠を試合終了間際にマルティノス選手を投入し時間を使い、虎の子の1点をしっかりと守り切り、松本を下して今シーズンリーグ初勝利をつかみ獲った。

強風の影響で、相手のDFを揺さぶる大きなサイドチェンジやうまくコントロールしてポゼッションできない状況の中で、競り負けない強さをもった完封勝利であった。決して華麗なサッカーではなかったが、今の浦和にとって内容よりも結果が大切なゲームであった。

岩波が最終ラインの真ん中に入りDF陣を統率

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