伸びしろは十分の4バック、劇的な引き分けの捉え方【轡田哲朗レッズレビュー/J第5節FC東京戦】
(Report by 轡田哲朗)
オリヴェイラ監督がシステムを変更した理由と、その言葉
浦和レッズは30日のリーグ第5節FC東京戦を1-1で引き分けた。残り15分くらいのところで先制を許し、敗色濃厚となった中で迎えたアディショナルタイム4分のラストプレーで、途中出場の山中亮輔のアシストから攻撃参加していた森脇良太が同点ゴールを蹴り込んだ。勝ち点1を得たと同時に、試合前の時点で首位に立っていた相手から勝ち点2を取り上げたという考え方ができるだろう。
この試合における最大のトピックが、4バックを導入したことだった。今季の新加入選手の顔触れや、オズワルド・オリヴェイラ監督が鹿島アントラーズ時代に4-4-2を基本にリーグ3連覇を成し遂げていたことなどから、どこかのタイミングでシステムを変更する可能性はあると見られていた。また、その人員構成も2次キャンプの前に記したように、4バックでも十分に各ポジションでチャンスのある選手たちを配置できる。しかし、このタイミングだったのは少し予想外だった。
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