浦レポ by 浦和フットボール通信

必要なマインドはスラムダンクの仙道くん 90分の試合運びの重要性【リーグ第3節神戸戦】

(Report by 轡田哲朗)

失点は前半19分「まだあわてるような時間じゃない」

浦和レッズレディースは、2日のなでしこリーグ第6節のホームゲームで、INAC神戸レオネッサに0-1で敗れた。日テレ・ベレーザに敗戦した試合がありながら、この試合を首位で迎えたことが証明しているように、リーグ戦の順位は必ずしも直接対決の結果だけでは決まらない。一方で、ここ何年間の状況を見れば、リーグの中では2強と言える成績を残しているチームにいずれも敗戦していることには、何らかの示唆があると捉えることができるだろう。

この試合の失点は前半19分だった。その前の時間帯で浦和はリズム良く攻撃を仕掛けていて、3人目、4人目の動きで相手の中盤を裏返しながらシュートにつなげ、12分までに3本の可能性を感じるシュートシーンを作りだしていた。この失点がミスからのものであったにしても、残り時間は70分くらいある。しかし、この失点を契機に浦和のリズムは少し崩れていった。それは、遊びが少なくなって「前に、前に」というプレー選択が増えてしまったこととシンクロしている。

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