浦レポ by 浦和フットボール通信

ブロックを作って守る千葉を崩せず この敗戦から学んだことを価値にしていく【河合貴子 試合のポイント/なでしこリーグ第8節千葉戦】


(Report by 河合貴子)

千葉に守り抜かれて敗戦

森栄次監督が試合後に「自分の中でも学習のゲームだった」と悔しさを噛み締めながら言った言葉が、胸に突き刺さるような試合であった。新緑がまぶしく輝く中で、浦和駒場スタジアムにジェフユナイテッド市原・千葉を迎えた。

試合の入りは決して悪くなかった。セカンドボールもしっかりと拾え、距離感良く厚みのある攻撃を仕掛けたのは浦和レッズレディースだった。主導権を浦和に握られた千葉は、前線が孤立してしまうほど自陣に押し込まれていたのだ。

しかし、15分に佐々木繭選手の痛恨のパスミスをうまく突いた鴨川選手が、タイミング良くDFの裏へ走り込んだ小澤選手へとショートカウンターを仕掛け、冷静に小澤選手のシュートが決まり千葉がワンチャンスを物にして0-1。さらに、22分にも長船加奈選手の横パスが弱く山崎選手へのプレゼントパスになってしまい2点目を献上してしまうことになったのだ。千葉が放った前半に放ったシュートは、2ゴールを含めたわずか3本であった。

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