大槻毅監督「この街、ファン・サポーターの熱に対する責任がある」就任会見で決意を述べる
(Report by 河合貴子)
クラブの危機に立ち上がった
トレードマークのオールバックではないが、浦和を愛する人々から『組長』と慕われる頼もしい眼力は健在であった。浦和の今シーズンの目標である「ACL優勝とリーグ優勝」のバトンをオリヴェイラ監督から引き継いだのは、大槻毅監督であった。
昨シーズンの成績不振で解任された堀監督のときに、一時的に指揮を執った暫定監督とは訳が違う。
鋭い眼光を光らせながら、記者会見場にトレーニングウェア姿で現れた大槻監督は開口一番に「こんにちは。今回このようになりましたが、また皆さんの前でお会いすることが何度かあると思いますので、引き続きよろしくお願いします」と取材に訪れた報道陣に挨拶をした。
しかし、決して笑顔でもなければ、目も笑っていなかった。淡々とした挨拶であった。監督に就任して課せられているミッションが、どれほど重要で難しいことなのかが、分かっているように見受けられた。
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