川崎の「慣れ」と大槻監督が与えた浦和の「覚悟」 両者がピッチに残したものは【轡田哲朗レッズレビュー/J第14節川崎戦】
(Report by 轡田哲朗)
オリヴェイラ監督のラストマッチから入れ替えは5人
浦和レッズは1日のリーグ第14節、アウェーの川崎フロンターレ戦を1-1の引き分けで終えた。3月30日のFC東京戦を思い出させるような森脇良太による劇的な同点弾だったが、当時にも記したように「だから勝ち点2がもらえる」なんてことはない。試合から少し時間が経っているので、そこのところは忘れないでおいた方が良いと思う。それを口酸っぱく言いたくなるくらい、2011年の残留争いはムードと勝ち点数のアンバランスさがシーズン中に顕著だったからだ。
それはさておき、このゲームが浦和にとってシーズンの中で重要な一戦だったのは間違いない。5月26日のリーグ前節サンフレッチェ広島戦で0-4の大敗を喫し、2日後にオズワルド・オリヴェイラ監督との契約解除を発表。コーチングスタッフも一新した上で、大槻毅新監督が就任してからの初戦になったからだ。3日間連続の非公開練習で臨んだ大槻監督は、表面的には3バックを継続しつつ、広島戦から5人の選手を入れ替えるスタメンを送り込んだ。
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