リーグ戦は残留争いに目を向けざるを得ない 議論はどこを前提にするか【轡田哲朗レッズレビュー/J第24節 松本戦】
(Report by 轡田哲朗)
残りの対戦日程を見ても、現実は残留争い
浦和レッズは23日のリーグ第24節、松本山雅FCとのホームゲームに1-2で敗れた。前半のうちに連動性のあふれる攻撃から先制点を奪ったものの、後半に松本の反町康治監督が打った交代策に後手を踏んだ面が顕著となり、ラスト15分で2失点しての逆転負け。正直なところでいえば、絶対に勝ち点3を渡してはいけない相手にその結果を持っていかれてしまった。
毎度のように冒頭で勝ち点の話をして恐縮だが、残り10試合になった時点で浦和の勝ち点は30だ。この試合を受け、17位の松本が勝ち点23に伸びた。16位のサガン鳥栖が敗れて勝ち点24にとどまったのは幸運だが、浦和が見るべきはまず残留争いになった。さらに言えば、現状で浦和の少し下の順位にいる湘南ベルマーレ、清水エスパルス、ガンバ大阪、鳥栖とは直接対決を残し、最後まで優勝を争いそうな上位4チームとの対戦も残っている。この現状はしっかりと認識すべきだし、直視しなければならない。
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