準備を実行できなかったとデータで明らか 「鳴かぬなら・・・」の先は何か【轡田哲朗レッズレビュー/J第25節湘南戦】
(Report by 轡田哲朗)
リーグ戦の状況を反映したようなスタメン起用
浦和レッズは1日のリーグ第25節、湘南ベルマーレとのアウェーゲームを1-1で引き分けた。前半3分に興梠慎三のゴールで先制しながら、後半終了間際にPKで追いつかれた。その試合展開は決して良いものではないし、試合前の時点でリーグ5試合未勝利だったようなチームが、1点差でラスト10分を迎えた時の勝利への信頼度が低いことが明らかになったとも言える。
浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の上海遠征から中4日で、湘南は通常のリーグ戦のインターバル。それでも、大槻監督はACLでも起用したような主要メンバーをそのままピッチに送り込んだ。もちろん、ここでターンオーバーが許されるような勝ち点状況ではなかったから致し方のないものではあったにしても、試合会場のBMWスタジアムに到着してみれば日が落ちて気温は多少なりとも下がったが、全く風のない湿度の高い環境で、どこかで運動量的なハンデを背負うことは織り込み済みだったのだろう。
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