浦レポ by 浦和フットボール通信

“何でも屋”を支える前後の軸 面白く強いサッカーが進化中【轡田哲朗レッズレビュー/リーグ第12節 仙台戦】


(Report by 轡田哲朗)

試合中に目まぐるしく立ち位置を変えるサッカー

浦和レッズレディースは15日にリーグ第12節のホームゲーム、ベガルタ仙台レディース戦に2-0で勝利した。相手が9位と苦戦している中で、浦和は首位。しかし、追われるもののプレッシャーを感じさせるどころか活力のある試合運びで、内容的にも勝利が妥当なものだった。

今季から森栄次監督が率いているレッズレディースが、流動性のあるサッカーをしていることは今までにも記してきたけれども、この日はポジションチェンジもめまぐるしかった。スタート時点では菅澤優衣香をトップに、安藤梢が衛星的に動く役回り。右に水谷有希を配置する形だったが、森監督の「水谷が少し張ってしまって、(右サイドバックの)清家貴子が上がるスペースが作れていなかった」という判断で、安藤と水谷の位置を変更。すると、途端に右サイドが機能しだして、先制点は清家のクロスに逆サイドから左サイドバックの佐々木繭が飛び込んできて決めるというものだった。

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