浦レポ by 浦和フットボール通信

救いなき敗戦に潜む「サッカー界の文脈」、そして浦和でプレーすることの意味【轡田哲朗レッズレビュー/天皇杯R16 Honda戦】

(Report by 轡田哲朗)

トーナメントは勝てば100点、負ければ0点。他はボーナス

浦和レッズは25日の天皇杯ラウンド16の試合で、JFL勢として勝ち残ってきたHonda FCに0-2で敗れた。この試合は、多くのことを我々に投げかけている。

浦和はこの試合を終えると中2日で、リーグ戦の残留争いにおける天王山とも言えるサガン鳥栖とのアウェーゲームを控えていた。さらに、そこから中3日でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝第1戦の広州恒大(中国)戦があり、さらに週末にはリーグ戦の清水エスパルス戦がある。だから、この日のスタメンにはその鳥栖戦から清水戦までで全力を傾けて欲しいと大槻毅監督が考えているだろう選手のほとんどが入らなかった。それは「選択と集中」という意味で理解ができた。

(残り 3098文字/全文: 3440文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ