浦レポ by 浦和フットボール通信

中国遠征での勝利を必要にしない戦いを 第1戦は条件を作るもの【ACL広州戦プレビュー】


(Report by 轡田哲朗)

そこにACL優勝のチャンスがあるなら、狙うのは当然

浦和レッズは2日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦、広州恒大(中国)とのホームゲームを戦う。リーグ戦で残留争いをする状況にあるから、現状のチームに言いたいことがたくさんある人も多いだろう。だが、目の前に試合がある限りにおいて、そしてアジア王者になるチャンスが残っている状況で、突破を目指さないという選択肢はない。

サポーターも含め、浦和はアジアのホーム&アウェーを何度となく経験してきた。ルヴァン杯(ヤマザキナビスコ杯)の決勝トーナメントにその要素が導入されてきてもいるが、アジアのそれはまた多くの違った要素を持つ。ただ、間違いなく言えるのは「第1戦は突破条件を決める戦い」であり、「第2戦は突破条件を満たす戦い」であること。つまり、今までは突破条件を満たすためにホームの優位性を生かしてきたことの多い浦和だが、こうした初戦ホームの時には「優位な条件を手にする」あるいは「相手に厳しい条件を突きつける」ために、この試合の結果を持ってくる必要がある。

(残り 1878文字/全文: 2348文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ